電子カム/電子シャフトのモーション制御

EXCELによる電子カムデータの作成と簡単なパラメータ調整のみで、電子カム
や電子シャフトのモーション制御が可能です。

電子カムのメリット 動作パターンを自由に定義。変更も簡単
機械が単純になる  コストメリット  信頼性
多軸同期も簡単


1.電子シャフト

与えられた速度指令にしたがって回転し、同時に時々刻々の回転量までも厳密に管理する
モーション制御です。
このサーボ制御を複数軸使用することで、お互いのモータ回転角(位相)のずれが発生せず
「印刷機などのエンドレス回転の制御」や「造波や加振などのオシレーション制御」が可能です。

電子カムによる多軸同期サーボ制御


2.電子カム


カムは、回転運動を直線運動に変える一つの手段であり、1サイクル中の所望の動作カーブ
(変位図)を発生します。

【機械カム】(従来のマシン)
●機械カムは、この変位図に対応した形状でカムを作り、その周上に従節をおき、カムを
    回転ささせることで所望の直線運動を得ることができます。

機械カム

【電子カム】(SPX−8000方式)
●電子カムは、変位図データそのものを位置パターンとしてモーションコントローラ内部に
    持ち、位相を推移させることで時々刻々の位置制御をサーボ制御によりなめらかに、
     かつエンドレスで行うものです。

                       モーションコントローラ
電子カムの仕組み

プロファイル情報は、仮想カムの回転速度(1サイクル周期)を定格速度と見立てた時の
    従節の時間的変位です。仮想カム速度の増減に対しては、オーバーライド(速度比率)
    を調整して対応します。


3.電子カム・電子シャフトの仕組み


EXCELにて電子カム情報を作成します。
テクノではサンプルソフトまたはお客様のご要望に応じた専用ソフトを提供いたします。


エンドレス
連続運転

1サイクルの電子カム情報をストップ指令が来るまで無限に繰り返します。
各ステップやサイクルのつなぎ目での速度変動は、ありません。

オーバライド
(速度可変)

運転中に全体の速度を自由に増/減できます。
どの速度においても、全軸が完全同期します。

形状補正
(オプション)

位置ループ系(※1)の遅れ要素を補償します。
高速 ・ 高精度な応答性を実現します。
速度ループ系のゲインが充分に高ければ、高速動作においても指令
どおりの実動作をします。

※1 位置ループ系

位置ループ制御は、10〜数10msecの遅れ要素となるのが一般的です。このため短時間
(msecオーダー)に位置や速度を変化させる電子カムの指令に対しては、この遅れ要素の
影響で、実際には指令に対して多少の誤差が発生します。
形状補正を用いれば、この遅れ分をキャンセルして指令どおりに実動作します。

戻る