電子部品・ウェハー・ガラスなどの高速・緻密搬送      
  オープンMCによる精密搬送機
  自動生産ラインの中で、組立・加工・検査などのステーション間で効率的なワーク(製品)
  搬送やストックをおこなうことは、重要なテーマです。
  搬送機でも微細・高密度・高タクトの要望が高まると、単純な位置決めだけでなく、
  正確な軌跡制御が必要になります。
  また、機構の剛性や可動部の質量・慣性の制限から、最適な加減速制御によるなめらか
  な動作で最高タクトと高精度を実現する必要もあります。
  最近では、ワークの検査やアライメントのために画像処理との組み合わせも多く、さらには
  組立・実装・搬送・加工・検査などを同一システムの中で処理する複合化も進んでいます。
  オープンMCでは、「緻密なモーション」「マルチタスク処理」「フレキシブルなカスタマイズ」
  「PC/PLCとのリアルタイム連係」などを特徴に付加価値の高い精密搬送システムを
  実現しています。

  【精密搬送システムとは?】
  ■ガラス搬送    なめらかな加速や減速で、安定性と高タクトが重要
  ■ウェハー搬送   高精度・高タクト・並列処理(多ヘッド)
  ■微細部品搬送  微細部品またはその集合体(パッケージ)を搬送・ストック
  ■HD製造ライン  大量生産する電子機器などの自動生産ライン
               組立機・加工機・検査機などとのライン連係
  ■半導体製造    電子部品・FPDなどの搬送で、大型化・複合化・多軸化

1 精密搬送機の問題点と懸案
  ■単純な位置決めでは性能限界
   
軌跡制御で最適パス・なめらか動作・振動なしにして、高精度・高タクトを実現したい。

  ■汎用NCでは、フィットしない
   
高級NC相当の基本性能は必要だが、汎用NCではシステムの特徴が活かせない。
    搬送機のための機能が不足。マルチタスクや多軸制御をもっと軽快におこないたい。


  ■多軸化と高精度な輪郭制御
   
作業ステーションの複合化で、ますます多軸になる傾向。
    高速・高精度を追究すると、正確な軌跡制御が重要になる。


  ■特殊な動作
    高速移動するワークに同期・同調して作業させる場合もある。
    機構や作業の特徴を追究すると動作や制御内容も特殊化する。


  ■ヘッド制御とモーションのタイミング連係
   
吸着や把持など、軸動作とタイミングを合わせて作業ヘッドを動作させたい。
    実際のフィードバックパルスによる位置に完全同期してヘッド制御したい。


  ■フレキシブルな動作
   
ワークの種類・状況で動作内容をリアルタイムに変更したい。
    動作中にワークの状態を判別して、ストック位置や作業内容を変更したい。

  ■複数の異質な作業を同時に実行したい
    作業ステーション毎の並列制御は必須。さらに、搬送だけでなく、アライメント・加工・
    検査・組立などを同じコントローラで処理したい。


  ■機構が特殊
   
機構が特殊で、単純な位置決めや補間動作だけではない。
    押しつけ動作:圧入、挿入、圧着など
    ロボット機構:リンク・水平関節など機構変換
    複数駆動 :機構の大型化で、1つの軸を複数のモータで駆動する平行軸制御。

  ■周辺システムと連係
   
作業ステーションの各々のコントローラと効率的な連係が必要。
    IO・通信など効果的な接続方法を簡単に利用したい。


  ■PLCラダーによるモーション制御は、めんどう
    ラダーでモーション動作をいちいち指令するのは、設計が大変で、性能も上がらない。

  ■独自のソフトやラダーを作成したいが、モーション制御までは手が出せない
   
モーション制御の中身は、よくわからないが、簡単に自由に取り扱いたい。

  ■自社ソフトを活かしたい
    画像処理・生産管理など、社内蓄積(ソフト資産)があり、うまくリンクしたい。
    自社ソフトから直接運転したい。


  ■汎用的なサーボで最高性能
 
   リニアモータなども含めて、最適なモータを選択したい。
    汎用サーボとの組み合わせで最高性能がでれば、QCDともにベスト。


  ■サーボ系の最適調整を最短時間でおこないたい
   
何が最適かが評価できない。定量的に評価できない。機構やモータの問題点が
    分離できない。


2 搬送機向けのオープンMCの特徴
  ■簡単モーション
    モーション機能は、全てオープンMCに完成形で内蔵しています。ラダーやPCソフトからは、
    簡単な操作・指示だけで、緻密モーション動作ができます。
    ラダーやPCソフトの設計なしでも、テクノの標準運転ソフトだけでも十分に動作します。
    試運転や導入は、簡単です。
    標準ソフトで簡単運転
    
  ■運転プログラム
   
一連の動作は、運転プログラムとしてオープンMCに内蔵できます。マクロ機能で変数・
    演算・判断なども使えます。また、マルチタスクで並列運転も可能です。
    G言語     :工作機械などで使用する運転プログラムです。
    テクノ言語   :G言語の機能に入力判別や出力制御を強化したロボット言語です。
    マルチタスク :EX(8タスク) SLM/PLMC40(マスター/スレーブ/バックグランド)
    マクロ機能   :マクロ変数・演算・判定で運転内容をフレキシブルに変更
    テクノ言語の例
    
  ■高級NC相当の基本性能
   
完全パス動作  微小補間のなめらかな連続 
    多軸制御     PLMC40/SLM4000:4軸  PLMC−MUEX:16軸
    多軸補間     PLMC40/SLM4000:4軸  PLMC−MUEX:9軸
    制御周期     0.5/1/2msec
    最小連続補間   0.5/1/2msec  制御周期毎の細かい正確な多軸同期
    ワンボードMC
    SLM4000
パルス列指令
PLCモーション
PLMC40
Mechatrolink指令
PLMC−MUEX
ボード型モーションコントローラ パルス列型PLCモーションコントローラ メカトロリンク型PLCモーションコントローラ
  ■高タクトと高精度のために
    タクトと精度の向上のためのオープンMCの特徴です。
    ◆最適パス・最適軌跡を高精度な輪郭制御で実現
    ◆最適な加速・減速。振動なしで最短時間で動作
    ◆十分な最高速度。1Gppsまで対応可能
    ◆作業ヘッドと軸動作の正確な同期制御
    搬送マシンのイメージ(マルチステーション)
    NC制御のマルチタスク搬送マシンのイメージ
  ■高精度軌跡のための機能
    補間前加減速  :コーナの加速度に応じて、自動的に速度を減速/加速
    形状補正     :サーボ系の遅れを補償する機能
    平行軸制御   :門型マシンなど同一軸を2台のモータで制御
    補間前加減速や
    形状補正の効果
     平行軸制御
NC制御の軌跡精度の改善(形状補正/補間前加減速) NC制御の平行軸制御
  ■最適な加減速制御
    加減速の形状 :直線型・S字型・指数型など選択可能。
    加減速設定   :時定数は、マクロ変数やパラメタ設定で変更が自由。
    コーナ部減速  :コーナ部で発生する加速度に応じて自動的に減速と加速する機能
    オーバライド   :送り速度は、常時1%〜200%で変更可能。

  ■特殊ヘッドへの対応と同期制御
    テクノ言語では、センサーの入力判断やシリンダやソレノイドの出力制御も可能です。
    吸着・把持など、いろいろなヘッド装置をモーションと同期して制御します。
    補間指令と同時に出力信号をON/OFFできますので、動きながらでも毎回同じ位置
    でヘッド動作できます。
   
    PLCモーションのIO制御の仕組み
   PLCモーションのIO制御の仕組み
  ■エンコーダフィードバックに同期追従制御
    動いているワークに対して、正確に同期・追従して作業できます。
    高速走行するワークをピックアップしたり、走行台車に乗せたりできます。
    同期追従運転(走行中のワークに作業)
    NC制御の搬送機の同期追従制御
  ■特殊機構への対応
    ある程度の特殊な機構は、オプション機能で対応できます。
    平行軸制御    1つの軸を両側の駆動軸で同期制御
    旋回軸        XYZの各軸の周りに回転する軸
    無限回転軸     無限回転して、座標系をラウンドアップさせる軸
    機構変換      リンクや極座標構造のときは、変換式をインプリメント

  
■精密搬送のための便利な機能
    多軸制御       最大16軸制御 
    多軸補間      同時9軸
    マルチタスク     最大8タスク  自動/手動モード混在で動作可能
    マクロ機能      マクロ変数や演算・判断で運転の自由度が拡大します。
                座標や内部情報のほとんどがマクロ変数として読み書きできます。
    トルク制御      トルク指令やトルク制限で力加減の制御も可能。圧入・挿入・
                圧接などに応用。 
    独立位置決め    多軸のお互いが非同期に位置決め
    ポイント位置決め 目標座標をテーブルに定義して、ポイント番号指定で位置決め
    補間前加減速   コーナ部を自動的に減速・加速して「軌跡の内回り」と「機構の振動」を抑制
   ア ブソエンコーダ  安川電機Σシリーズでは、アブソエンコーダが標準的。原点復帰が不要。
   PLCモーションの制御の仕組み
   PLCモーション制御の仕組み
  ■周辺コントローラとの接続・連係
    各ステーションのコントローラとは、いろいろな方法で連係できます。
    IO制御     入出力信号でハンドシェーク。(テクノ言語の入力判別機能)
    RS232通信  シリアル通信です。通信仕様を公開しています。(テキスト通信機能)
    イーサネット    FA-M3R経由ですが、高速にやりとりできます。(パソコンリンク機能)

  
■カスタマイズ(特殊対応)
    標準システムをベースに、ソフト改造で特殊システムに対応します。テクノの技術資産を
    有効に活用し、効率的な専用化対応が可能です。
    テクノの開発スタッフが直接お客様と打ち合わせして、高品質で効率的な専用化を
    いたします。
    取りまとめ・設計・試運転・アフター支援などご要望に応じて対応します。
    各マシンやヘッド制御の特殊性・独自性は、便利なオプション機能やカスタマイズで
    活かされます。

  
■マクロ機能によるフレキシビリティ
    運転プログラムの中で変数・演算・判別が可能です。同じ運転プログラムであっても、条件で
    動作内容を変更できます。目標位置やポイントテーブルの番号などを変数にできます。
    また、オープンMCの内部情報のほとんどがマクロ変数として読み書きできるので、ラダーや
    PCソフトから操作や監視も可能です。

  
■マルチタスクによる並列運転
    ステーション毎にマルチタスク制御が可能です。運転プログラムや制御を1つの
    ステーション毎に準備すれば、各々は簡単です。
    EXでは、8タスクまで同時処理できるので、8ステーションの管理ができます。
    手動/自動モードを混在させてもOKです。

  
■軌跡精度の評価とサーボ系の最適調整
    内蔵の解析ツールで軌跡精度を定量的に評価できます。その結果、機構やサーボ系を
    含む最適調整も容易です。
    特に真円度の評価では、機構を含むサーボ系の応答性・摩擦のようすなど、精度検証
    のあらゆる要素が効果的に評価できます。
    真円度解析例    サーボ応答解析例
NC制御のサーボ調整(真円度) NC制御のサーボ調整(応答性)
3 オープンMCの共通の特徴
  ■自立モーション・PCやラダーに依存せず
    G言語やテクノ言語でプログラム運転
    自動/手動機能の全てをモジュールに内蔵
    いろいろなオプション機能は、各々が完成形

  
■PCソフトとの自由でリアルタイムな連係
    自立でありながら、PCともリアルタイム連携が可能
      PLCモーション:イーサネットでPCと接続
      SLM4000  :USB/RS232でPCと接続
    DLLでソフトインタフェースを公開
     ユーザPCソフトへの組み込み
     専用運転ソフト・専用CAM・画像処理ソフトなどとのリアルタイム連携

   ソフトインターフェースの公開
    NC制御のソフトインターフェースの公開
  ■専用PCソフトで運転
    テクノのDLLを利用して、Windows上のソフトからダイレクト運転が可能です。
    DLLを経由して、オープンMCの全ての機能が自由・リアルタイムに使えます。
    各々の専用ソフトに簡単に組み込めますので、独自システムが簡単に実現します。

  
■PLCとも自由でリアルタイムな連係
    上記のPCとのIF公開は、そのままPLCに対しても同じです。加えて、PLCとのIFでは
    特殊レジスタが多様されていて、高速にデータのやりとりが可能です。

  
■ワンボードMC「SLM4000」で簡単
    もっともシンプルにワンボードで「4軸パルス列+IO制御」が可能です。
    最小システムに向いています。

  
■PLCモーションの拡張性
    汎用PLCの資産を利用(IO拡張・アナログ・カウンタ・通信など各種モジュール)
    ラダーCPUやRTOSモジュールとも高速・強力に連係
    ソフトIFの公開でラダーやc言語ソフトからリアルタイムな制御が可能
    独自の制御システムの構築も簡単

  
■汎用サーボで最高性能
    パルス列指令やMechatrolinkで汎用ACサーボと接続でき、回転型・DD・リニアなど
    いろいろなタイプのモータが利用できます。
    特にMechatrolinkで安川電機ΣVシリーズとの組み合わせは、位置・速度・トルクの
    制御が可能で応答性も業界最高のレベルです。
  
  
■独自で先端的な生産技術の組み込み
    ソフトIFを利用して、独自で先端的な生産技術への組み込みが可能
    緻密モーションのカスタマイズでさらに差別化を推進


4 機械・設備メーカのメリット
  機械・設備メーカ殿の先端技術やノウハウを最大限に活かして、差別化したマシンを
   開発・販売いただくことが可能です。また、守秘性も高いので簡単にまねはされません。

  
■高級NC相当の制御性
    多軸補間や微小補間の連続など、基本性能は高級NC相当です。
    緻密なモーション機能を安心して利用いただけます。

  
■専用ソフトで独自システム・ダイレクト運転
    ソフトIFの公開を利用して、ラダー/C言語ソフト/PCアプリから独自の制御機能を
    実現できます。独自の生産技術を追究し、他社との差別化を推進します。
    その上、ノウハウは守秘できます。

  
■独自なモーションコントローラ
    カスタマイズで専用のモーションコントローラとなります。中身のほとんどが標準ベース
    であっても、一部を特殊機能に改造することで、各マシンに最適のコントローラが
    実現します。

  
■緻密・精密による品質向上
    高精度な輪郭制御や緻密モーションで生産性が向上します。
    機構の限界速度でも良好な動作精度で、タクトも向上します。

  
■複数ステーションを同一コントローラで制御
    各ステーションの動作をロボット言語やマルチタスクで並列制御できます。
    EXでは、最大16軸です。
    オープンMCを並列運転すれば、軸数はさらに拡張できます。

  
■精度解析とサーボ調整の時間短縮
    多軸の同期性を定量解析できます。最適動作を簡単に調整できます。
    精度評価やサーボ系の最適調整も短時間で可能です。

  
■ラインシステムへの組み込み
    PLMCは、コンパクトなモジュール構造で、1台のPLCの下に複数台の並列運転
    も容易です。ソフトIFも自由度が高く、全システム制御の中に組み込みが簡単です。

  
■PC/PLC/緻密モーションのリアルタイム連携
    PC・PLC・モーションのCPUが独立性を保ちながら、自由に連係できる構成は、
    強力な可能性を持っています。アイデア次第で、PCやPLC上の生産技術やノウハウを
    積極的に活用できます。ユーザソフトへの組み込みや連携が簡単で、システム全体の
    独自性・拡張性が追究できます。

 (株)テクノ  http://www.open-mc.com TEL04-2964-3677 FAX04-2964-3322 Email mail@open-mc.com
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